坂本龍馬が投げ込まれた川に棲むモノ。

立花月夜の心霊事件簿

こんにちは。毎日暑いですね。
私の出身は高知県高知市。いろいろと不思議な話も多い土地柄(なにせ死国という小説にもなりました)なのですが、お盆季節なのでこの話から始めましょうか。

高知では夏になると、川に泳ぎに行きます。
プールより、川で泳ぐ方が断然多い。
市内の泳げる場所までは、自転車やバイクで行くことが多いんです。
車は置くところがないので・・・。
今はわかりませんが、35年ほど前のお話です。

まだ道すがら水車がたくさん水を湛えて回っていたり、100円でたくさん食べられるかき氷屋さんがあったり。
道もアスファルトは敷いている物の田んぼと里山と、まばらな家をぬって行くようなのどかな田舎道です。

夏の暑さとまばゆすぎる日差しとを浴びながら、母親と妹と一緒に泳ぎに行ったものです。

鏡川。坂本龍馬が、男より男らしい乙女ねえさんに投げ込まれたことで有名な川です。
水質は綺麗で、ゴリと呼ばれる魚やアユ、上流にはイワナなどもいるようなきれいな川でした。
高知と言えば仁淀川が有名ですが、私は市内育ちのため鏡川の方が慣れ親しんでいます。
仁淀川には仁淀川の怖い話があるのですが・・・それはまた。

鏡川はとてもきれいですが、天然の川なので危ないところもたくさんあります。
他のブログに月夜が書いたのですが、この川でおぼれかけたことがありました。
他ブログでは書いてなかった部分がこの話のメインになります。

さてそれは18才の夏。
とある広告代理店に勤務していて、営業のお姉さまたちにかわいがってもらっていたのです。
お姉さま方が
「バーベキューに行こうよ」
と提案して、鏡川の上流までお姉さまのパジェロで向かいました。
バーベキューの用意をお姉さま方がしている間、お姉さまの一人が貸してくれたヤスをもって川底を捜索する私。

↑楽天市場より。

じっと見ていた川の底に・・・女の顔が・・・あったら怖いのですがそんなこともなく。
ただ魚が泳いでいました。
浅いところでしゃがんで必死に魚を取ろうとしていた私。
ふと、何の意味もなく深いところに行こうと思ったんです。
私は潜れないので、そんなところで魚を取れるはずはないのに・・・。
今にしても何故深みに行こうとしたのか謎です。

さてそこはギリギリ背伸びをしたら届くぐらいの水深。
浅いところは生ぬるい水ですが、さすがに流れが激しくあるので浅い所より冷たい水。
と、足の下の砂が崩れました。
背伸びしている状態なので、砂が崩れたら泳ぐしかありません。
なのに人間と言うのは不思議なもので、立とうとするんですよね。泳げばいいのに。
水を飲んで息も苦しい。ゴボゴボと空気を求めて肺から泡が噴出します。
(ヤバい)
足の下はものすごく流れが速く、足をさらっていきます。
砂は崩れてもう深みにはまっている状態。
(このままだったら死ぬな)
と思って、息を止め体の力を抜きました。
泡がとまって見えた深緑色の水の向こう。
ソレはいました。
人型の何か黒い物。深緑色の中にいるので、はっきり認識はできないのですが・・・。
人型のそれは水の中で影のように漂い、こっちを見つめていました。
今まで見た「霊」じゃない、もっと根源的な怖さ。
虚無は怖い。

体が浮いたので岸に向かって泳ぎ、私は助かりました。

誰も私がおぼれたことに気が付いてなくて、私はもう一度溺れた辺りを振り返りました。
そこにはキラキラと輝く川面しかなく・・・。

夕暮れ時、逢魔が時になり帰ろうと支度をし始めたころ。
一人最後まで残った私の背中に何かの気配を感じたのは、気のせいだったのでしょう・・・。

 →この現象を分析(2019/08/09公開)

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