高知のとある峠で巨大な手に車をつかまれたYO

立花月夜の心霊事件簿

 それは高知のとある峠でのこと。
 当時私はAE101で走り屋をしていました。
 といっても、ドリフト走行派ではなく峠自己ベスト記録狙い派。
 当時は「グリップ」と仲間内では言っていました。

 それは私がよく走る峠ではなく、近所ではありますがドリフトする人たちが多い峠でのこと。
 そこは車で数十分山の中に入る「上」と、町から上がってすぐの「下」と二つのドリフト走行場所がありました。

 友達と上峠に遊びに行って(見学と体験)
「先に帰るわー。明日仕事だし」
ということで夜中の1時ごろに下山を始めました。
 下の峠は今日は誰も走っていないようでした。
 途中の夜景スポットにはいつもカップルが車を止めていちゃついています。
 狭い山道を注意深く帰っていると、夜景スポットのすぐ近くで車の助手席側からぷわっと白い大きな手がかぶさってきました。

 それは白い煙のようでしたが、不思議と力強く感じました。
 その大きな手は私の車をガシッとつかんだかと思うと、夜景スポットのカーブのほうへ引っ張った。
 そこはかなり高い切り立った崖。そこから手は伸びてきていた。
 その崖手前のガードレール沿いには、いちゃつくカップルたちの車。
 私の車はがけ下に引っ張られると同時に、そのカップルの車に激突しそうになっていました。
(ヤバいッ!)
 とっさに逆ハンドルを切り、ギアを落とし(MT)ブレーキを踏みました。
 カップルの車10センチ手前で停止。
 停止すると同時に、がけ下から見えていた巨大な手は すぅ~ っと霧散してしまいました。
引っ込んだわけではなく、そのまま消えちゃったんです。

 私は冷や汗をぬぐうと、そろそろと峠を下り始めました。
 その後は何もなく帰宅できました。

 その峠はお化けの話がたまに流れるのですが、墓地があるからなのかなと思っていました。
 墓地はとてもきれいなのですが、その周囲に霊がたまり気味ではあるんですよね。
 普段は意識しませんが。
 手は怖くなかったけれど、事故になりそうなのが怖かった。そんな話です

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